N-BOXのJF3・JF4の違いは?購入前に必読!燃費や価格、見分け方を徹底比較

ホンダの人気軽自動車N-BOXの購入を検討する中で、「JF3」と「JF4」という型式を目にすることがあるかと思います。ディーラーのウェブサイトや中古車情報サイトを見ても、この二つの違いが具体的に何なのか、はっきりと分からず悩んでいませんか。
オートバックスやイエローハットといったカー用品店でカスタムパーツを探す際にも、この型式の違いは重要なポイントになります。
特に中古車選びでは、価格や燃費、雪道での走行性能など、ご自身の利用シーンに合わせてどちらのモデルを選ぶべきか、判断が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、N-BOXのJF3とJF4の違いについて、基本的な駆動方式から燃費や価格の差、さらには簡単な見分け方まで、あらゆる角度から分かりやすく解説します。最後までお読みいただくことで、あなたに最適な一台を見つけるための知識が身につきます。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- JF3とJF4の最も基本的な違いである駆動方式
- 燃費や価格、車両重量などの具体的なスペック差
- 雪道走行やカスタムなど利用シーン別の選び方
- 中古車選びで役立つ簡単な見分け方のコツ

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N-BOXのJF3・JF4違い基本は駆動方式

JF3とJF4の決定的な駆動方式の違い
N-BOXのJF3とJF4における最も決定的で基本的な違いは、車両の駆動方式にあります。具体的には、JF3が前輪駆動の「FF(フロントエンジン・フロントドライブ)」であるのに対し、JF4は四輪駆動の「4WD(四輪駆動)」を採用しています。
FFは、エンジンが前部に搭載され、前の二つのタイヤだけで車を動かす方式です。部品点数が少なく軽量なため、燃費性能に優れ、室内空間を広く確保しやすいというメリットがあります。一方、4WDは四つのタイヤ全てにエンジンの力が伝わるため、滑りやすい路面での発進や走行安定性が高まるのが大きな特徴です。
このように、どちらの駆動方式を選ぶかによって、車の特性や適した利用シーンが大きく変わってきます。そのため、ご自身のライフスタイルや主に使用する道路環境を考慮して選択することが大切になります。
4WD化に伴う車両重量の増加
前述の通り、JF4は4WDシステムを搭載しています。このシステムは、後輪へ駆動力を伝えるためのプロペラシャフトやリアデファレンシャルギアといった追加の部品で構成されています。そのため、JF4はFFであるJF3と比較して車両全体の重量が増加します。
同じグレードで比較した場合、その差は約50kgにもなります。車両重量は、自動車の走行性能や燃費に直接的な影響を与える要素です。例えば、重量が増えることで加速時の軽快感が若干スポイルされたり、燃費性能が悪化したりする傾向が見られます。
もちろん、この重量増は走行安定性の向上というメリットと引き換えのものです。しかし、特に走行性能を重視する場合や、少しでも維持費を抑えたいと考える場合には、この重量差を念頭に置いておく必要があります。
カタログで見る燃費性能の差は?
車両重量の増加と駆動系の抵抗が増えることから、JF4(4WD)はJF3(FF)に比べて燃費性能が若干劣ります。カタログスペック(WLTCモード)を参考に、具体的な数値の違いを見てみましょう。
以下は、2021年12月以降のモデルにおける代表的なグレードの燃費を比較した表です。
グレード | 駆動方式 | 燃費 (WLTCモード) |
---|---|---|
N-BOX G | JF3 (FF) | 21.2km/L |
N-BOX G | JF4 (4WD) | 19.8km/L |
N-BOX L | JF3 (FF) | 21.2km/L |
N-BOX L | JF4 (4WD) | 19.8km/L |
N-BOX L・ターボ | JF3 (FF) | 20.3km/L |
N-BOX L・ターボ | JF4 (4WD) | 19.0km/L |
N-BOX Custom L | JF3 (FF) | 21.2km/L |
N-BOX Custom L | JF4 (4WD) | 19.8km/L |
N-BOX Custom L・ターボ | JF3 (FF) | 20.3km/L |
N-BOX Custom L・ターボ | JF4 (4WD) | 19.0km/L |
このように、どのグレードにおいても1.2~1.4km/L程度の差があることが分かります。毎日の通勤や長距離移動で車を頻繁に利用する方にとっては、この燃費差が年間のガソリン代に影響を与えるため、一つの判断材料になると考えられます。
新車と中古車における価格の違い
4WDシステムはFFに比べて部品点数が多く、構造も複雑になるため、車両価格はJF4の方がJF3よりも高く設定されています。
新車価格の差
新車の場合、同じグレードで比較すると、JF4はJF3よりも約13万円高価です。この価格差は、雪道での安心感や安定した走行性能を手に入れるための追加コストと考えることができます。購入時の初期費用を少しでも抑えたい場合はJF3が、安全性や走破性を重視するならJF4が選択肢となるでしょう。
中古車価格の傾向
中古車市場においても、この価格差の傾向は維持されます。特に、北海道や東北、北陸といった降雪地域では4WD車の需要が非常に高いため、JF4はJF3に比べて高値で取引されることが一般的です。
逆に、年間を通して積雪の心配が少ない地域では、燃費や価格の面で有利なJF3の方が人気を集める傾向にあります。中古車を探す際は、お住まいの地域の気候や市場の需要も考慮すると、より賢い選択ができるかもしれません。
外装デザインに違いはあるのか
駆動方式に大きな違いがあるJF3とJF4ですが、外装デザインにおいては基本的に違いはありません。
フロントグリルやヘッドライト、ボディの形状、さらにはボディカラーのラインナップに至るまで、全て共通のデザインが採用されています。
そのため、街中ですれ違ったN-BOXがJF3なのかJF4なのかを、ぱっと見のデザインだけで判断するのは非常に困難です。
後輪の周辺を覗き込めば部品の違いで判別できますが、一般的な見分け方とは言えません。ただし、後ほど解説する簡単な識別方法が存在します。
内装や装備は基本的に共通仕様
外装デザインと同様に、内装や各種装備についてもJF3とJF4の間で違いは設けられていません。シートの素材やデザイン、インパネ周りのレイアウト、収納スペースの配置などは、すべてグレードごとに統一されています。
また、「Honda SENSING」をはじめとする安全運転支援システムや、ナビゲーション、エアコンといった快適装備も、駆動方式によって差が付けられることはありません。
したがって、車の使い勝手や快適性という観点では、どちらのモデルを選んでも満足感に差は出ないと考えられます。
装備内容は純粋にグレードによって決まるため、ご自身の希望する装備が付いているグレードを選ぶことが重要です。
利用シーンで考えるN-BOXのJF3・JF4違い

ターボモデルの選び方も同様
N-BOXには、よりパワフルな走行性能を求めるユーザー向けにターボエンジン搭載モデルがラインナップされています。このターボモデルの選択においても、JF3とJF4の間に制約はありません。
つまり、力強い走りが魅力のターボエンジンは、FF車(JF3)と4WD車(JF4)の両方で選択することが可能です。「N-BOX Custom L・ターボ」などのグレードでは、購入時にFFか4WDかを選ぶことができます。
高速道路を走行する機会が多い方や、坂道の多い地域にお住まいの方で、かつ雪道の走行も考慮したいという場合には、「JF4のターボモデル」が最適な選択肢となるでしょう。
このように、エンジンタイプと駆動方式を自由に組み合わせられるのは、N-BOXの大きな魅力の一つです。
雪道での走行安定性の比較
雪道や凍結路といった滑りやすい路面での走行安定性は、JF4(4WD)がJF3(FF)を大きく上回ります。
4WDシステムは、四つのタイヤすべてに駆動力を適切に配分することで、タイヤが空転するのを防ぎ、安定した発進や加速、登坂を可能にします。
特に、圧雪された坂道での発進や、わだちのある雪道での走行では、その差を明確に体感できるはずです。
降雪地域にお住まいの方や、冬場にスキーやスノーボードなどのレジャーで山間部へ出かける機会が多い方にとっては、JF4がもたらす安心感は非常に大きなメリットとなります。
ただし、4WDだからといって過信は禁物です。制動時の性能はFFと大きく変わらないため、スタッドレスタイヤの装着は必須ですし、急ハンドルや急ブレーキを避けた慎重な運転を心がけることが安全につながります。
カスタムパーツ選びでの注意点
N-BOXはカスタムパーツが豊富に流通しており、ドレスアップやチューニングを楽しむユーザーも多い車種です。しかし、パーツを選ぶ際にはJF3とJF4の違いを意識する必要があります。
多くのエアロパーツや内装パーツは共通で使えることが多いものの、駆動方式の違いが影響する足回りや排気系のパーツには互換性がない場合があります。
注意が必要なパーツの例
- マフラー:JF4は後輪へ駆動を伝えるプロペラシャフトなどが床下を通っているため、フロア下の形状がJF3と異なります。そのため、マフラーの取り回しが変わり、それぞれ専用設計となっていることがほとんどです。
- サスペンションキット(車高調など):リアサスペンションの構造や重量バランスが異なるため、JF3用とJF4用ではスプリングの硬さ(バネレート)やショックアブソーバーの減衰力の設定が違う場合があります。
これらのパーツを購入する際は、必ず自分の車の型式に対応しているか(JF3用かJF4用か)を製品の適合表で確認してください。不明な点は、オートバックスやイエローハットなどの専門店のスタッフに相談するのが最も確実です。
中古車市場での人気とそれぞれの需要
中古車市場におけるJF3とJF4の人気は、地域によって大きく異なります。
全国的な視点で見ると、新車販売台数と同様に中古車の流通量もJF3(FF)の方が圧倒的に多く、幅広い選択肢の中から選ぶことができます。
価格や燃費の面でメリットがあるため、都市部や積雪の少ない太平洋側の地域では、JF3が人気を集める傾向が強いです。
一方で、北海道や東北、日本海側の降雪地域では、冬の生活に欠かせない4WD車の需要が非常に高く、JF4が指名買いされるケースが目立ちます。そのため、これらの地域ではJF4の価格が下がりにくく、状態の良い車両は高値で取引されています。
お住まいの地域や車の使い方を考慮し、どちらのモデルが市場でどのような評価を受けているかを理解しておくことも、賢い中古車選びのポイントです。
簡単な見分け方はリアガラスにあり
外観デザインが同じJF3とJF4ですが、誰でも簡単に識別できる方法が存在します。それは、リアガラス(バックドアのガラス)に貼られているステッカーを確認することです。
JF4(4WD)の車両には、その証明として「4WD」と表記されたステッカーがリアガラスの右下あたりに貼られています。逆に、このステッカーがなければJF3(FF)であると判断できます。
中古車販売店で実車を確認する際には、まずこのステッカーの有無をチェックするのが最も手軽で確実な方法です。
ただし、前オーナーによってステッカーが剥がされてしまっている可能性もゼロではありません。最終的に最も正確な情報を得るためには、車検証に記載されている「型式」の欄を確認しましょう。
「DBA-JF3」や「6BA-JF3」となっていればFF、「DBA-JF4」や「6BA-JF4」となっていれば4WDです。
まとめ:N-BOX JF3・JF4違いを理解して選ぼう
この記事では、N-BOXのJF3とJF4の違いについて、多角的に解説しました。最後に、重要なポイントを箇条書きでまとめます。
- JF3は前輪駆動(FF)、JF4は四輪駆動(4WD)である
- 駆動方式の違いが、JF3とJF4の最も決定的で基本的な差
- 4WDシステムを搭載するためJF4の方が車両重量が約50kg重い
- 重量増などの理由からJF4はJF3より燃費性能が若干劣る
- 新車価格はJF4の方が約13万円高く設定されている
- 中古車市場でもJF4の方が高値で取引される傾向にある
- 外装デザインやボディカラーのラインナップに違いはない
- 内装や安全装備、快適装備もグレードが同じであれば共通
- パワフルなターボエンジンはJF3とJF4のどちらでも選択可能
- 雪道や凍結路での発進や走行の安定性はJF4が優れている
- 降雪地域に住んでいる方やウィンタースポーツを楽しむ方にはJF4がおすすめ
- マフラーや足回りなどのカスタムパーツは互換性がない場合があるため注意が必要
- 中古車の流通量は全国的にJF3の方が多い
- 最も簡単な見分け方はリアガラスの4WDステッカーの有無
- 最終確認は車検証の型式欄(JF3かJF4か)で行うのが確実











